第10版 2016-05-10月刊一人親方 第10版

<今月の災害情報>

コンクリートカッターで左足小指を切断。
(職 種)とび・土工工事業

(事故の概要)手押しのコンクリートカッターの刃の回転を止めずに前に回り刃の前の冷却水を左足で払っていたところ、少しずつ前進してくるコンクリートカッターの刃に左足小指部分が接触し負傷したもの。

(負傷部位)左足小指、薬指

(休業日数)30日以上

(不安全行動)コンクリートカッターの刃の回転を止めずに前に回り、刃の前の冷却水を左足で払っていたこと。

(再発防止)コンクリートカッターの前の冷却水を払う際には、必ず回転を止め、回転が止まったことを確認してから行う。

事故は起こるべくして起こります。まあいいか、と思わずに、安全行動をしてください。

今月も「ご安全に!」


<一人親方労災保険のメリット>

 一人親方労災保険に特別加入をすると、労災と認定された際に、給付基礎日額に応じた額の補償を受けることができます。
 なお、通勤途上での事故(通勤災害)においても一般の労働者の場合と同様に取り扱われます。また、その他にも次のようなメリットがあります。

・仕事中にケガをしても、自己負担なく無料で治療が受けられる。
・治療のために休業した場合、給付基礎日額に応じた額の休業補償の給付がある。
(休業4日目以降、休業1日につき給付基礎日額の60%、特別支給金として給付基礎日額の20%が支給されます。)
・元請会社にとっても、労災保険の特別加入をすることで仕事を委託する上で安心感がある。

 常に危険と隣り合わせでお仕事をされている一人親方様にとって「転ばぬ先の杖」のような存在が労災保険特別加入です。
 労災事務センターでは、一人親方様がご自身のお身体と立場を守るためにも「一人親方労災保険」への加入をお勧めしています。
 お知り合いで未加入の一人親方様がいらっしゃいましたら、ぜひお声がけをお願いいたします。


<今月のオススメ>

 北海道と言えば「小樽観光」は外せません。10年ほど前に小樽観光に行ったことを思い出し、北海道出張の合間に久しぶりに小樽に行ってきました。建物は全くと言っていいほど変わっておらず、変わったのは観光客でした。10年前は、観光案内もロシア語だけでしたが、そのロシア語がなくなり、韓国語、中国語、台湾語、そしてタイ語がメインで、カンボジア語がちらほらということで、観光客も様変わりしていました。小樽は小さな町ですから、バスを使わなくても歩いて回ることができます。有名なルタオの本店があり(ルタオは小樽を逆に読む。)、ガラスのお店がたくさんあります。
 よく、観光はハードからソフトへ、と言われますが、その通りで、建物は変えずに観光客を変えれば町は潤うということがよくわかります。
 そして、北海道と言えば食べ物ばかりに目が行ってしまいます。本当に北海道は美味しい食べ物が多くて目移りしてしまいます。その中でも私の大好物はジンギスカンです。本場のジンギスカンは本当に美味しくてたまりません。間違いないほど美味しいですね。お勧めのお店があるほど詳しくはありませんので、ご自身で飛び込みしてお店を探してみてください。


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