病院が近くにない一人親方が怪我をして通院→タクシー代は労災扱い?ギプスは?

この記事はこんな方におすすめです

一人親方労災保険で補償される、病院への移動手段を知りたい一人親方さん

装具費が一人親方労災保険で補償されるか知りたい一人親方さん

通院費・装具費が請求できる条件を知りたい一人親方さん

 

仕事中に怪我をしてしまった一人親方。一人親方労災保険の団体や労働基準監督署にいろいろ細かく聞かれることが多いですよね。
そしてできれば、怪我に関することはすべて労災でカバーしたいというのが一人親方の本音ではないでしょうか。
今回は一人親方が怪我をしたときの移送費(通院費)・装具についてご案内します。

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1.一人親方労災:怪我をしたとき、病院が遠かったら?

一人親方労災保険では、怪我をした一人親方が診察を受けるために、電車・バスなどの公共交通機関、自家用車などで医療機関へ向かうために使った費用を移送費(通院費)として保険給付することとしています。
ただしタクシーを利用する場合は、歩行が困難だったり公共交通機関がなくてやむを得ず利用する場合に限ります。

(例)とある一人親方が、仙台の山奥の現場で働いていた。
現場から病院は遠く、バスは1日に数本しかないから不便・・・という場合
→公共交通機関など本当に移動手段がなくて、タクシーしかない場合は労災がおりる
→タクシー以外に移動手段があれば、労災はおりない

2.一人親方労災:移動で使ったタクシー代は労災で請求できる?

原則としてタクシーによる通院は補償の対象外となります。
できれば一人親方もタクシーを使いたいですよね…
タクシー代はほかの交通手段と比べ高額であるため、傷病の程度や立地などタクシーを利用しなければならない状況であったのか、その必要性を労働基準監督署が認めた場合のみ対象となります。

次のようなケースでタクシーの利用を認められることもあります。

ケース①
利用できる公共交通機関、自家用車などがない場合

ケース②
傷病の状態から公共交通機関の利用は厳しいと医師が認めた場合

必ずしも全額が給付対象になるとは限らず、労働基準監督署の判断になりますので注意しましょう。
タクシーを利用し請求する際は、タクシーの領収書の提出が必要条件のため必ず受け取りましょう。

 

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3.一人親方労災:病院でつけたギプスは労災で請求できる?

一人親方労災保険では怪我の治療にかかった医療費だけではなく、ギプスなどの治療用装具費も給付されます。
ただし必ず、病院で診察を受け医師による処方が必要です。
仮に労災の際に腰も痛めてコルセットを自分で購入したという場合、請求はできません。
医師の指示によって購入した装具などに限り労災保険で請求ができるため、 処方がないのに自分の勝手な判断で治療用装具を購入した場合は対象外となります。

4.一人親方労災:移送費(通院費)・装具が請求できる条件は?

 

移送費(通院費)の条件について

条件1 通院距離が片道2キロ以上であること
基本的に「怪我をした一人親方の移住地または勤務先から原則片道2キロ以上」の通院に対して移送費(通院費)が支給されます。
ただし通院距離が2キロ未満であっても、怪我をしている一人親方の傷病の程度が重度であるなど、
交通機関を利用しなければ通院することが難しく困難だと認められる場合は支給の対象となることがあります。

条件2 一人親方にとって一番近い、労災指定医療機関へ通院すること
通院交通費の支給対象となる医療機関はどの病院でも認められるのではなく、
「怪我をした一人親方の移住地または勤務先から最寄りの労災指定医療機関」である必要があります。

・同一市町村内にある労災指定医療機関
・同一市町村内に労災指定医療機関がなく隣接する市町村内の労災指定医療機関を受診
・同一市町村内および隣接する市町村内に労災指定医療機関がなく、それ以外の近くの労災指定医療機関を受診

つまり通院する病院が労災指定医療機関に認定されており、一人親方の自宅や現場から近い病院で受診した場合に移送費(通院費)として給付が認められます。
給付額はほぼ実費に相当する額です。
「労災指定医療機関」という点が重要であり、労災指定医療機関以外の病院で受診し通院した場合は、移送費(通院費)は支給されないため注意が必要です。

労災指定医療機関とは、労働中の怪我や病気を無償で治療できる病院。
厚生労働省が運営する「労災保険指定医療機関検索」で病院を検索できます。

装具の条件について

怪我の治療で治療用装具(ギプスやコルセット、松葉づえなど)が必要になった場合は、費用が給付されます。
ただし自己判断で購入した治療用装具は給付の対象でありません。必ず労災指定医療機関の病院で診察を受け、医師による処方が必要です。
治療用装具の例は以下の通りです。

・人工膀胱
・人工肛門受便器
・浣腸材
・ソフトコンタクトレンズ
・義眼
・義歯
・コルセット
・歩行補助器
・松葉づえ
・義歯装着前の訓練用装具
・固定用伸縮性包帯
・保護防止
・ポリネック
・フローテーションパッド
・滅菌ガーゼ

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5.一人親方労災:労災で実際にあったこと

ケース①
一人親方が離島で仕事をしていた。
道路の状態が悪く、車がスリップし骨折してしまった。
離島であり交通の便もないため、ドクターヘリで移動。

ケース②
一人親方が仕事中に両足を骨折しタクシーで移動。
動くことができない状態のため、労災になるがそのような大変な状態であれば、タクシーではなく救急車を呼ぶことをおすすめします。

番外編
一人親方が入院中の病室について
労災による怪我で手術をした。個室ベッドがいい。個室ベッド代は給付される?
→一人親方の自分の意志で個室ベッドを使ったため労災にはならず、給付されない。

6.まとめ

一人親方労災保険では移送費(通院費)と治療装具費(ギプスなど)も請求できます。
会社に属していない一人親方は、自分の身は自分で守らなければなりません。
一人親方が加入している労災保険の特別加入が、怪我をしたときに無駄にならないためにもどこまでの範囲が労災の給付対象となるのか、万が一の労災事故に備えて確認しておくがとても大事です。

一人親方が加入する労災保険は、労働中の怪我や病気に対して支給されますが、それ以外にも通院にかかった移送費(通院費)や治療に使った装具の費用も支給されます。
治療のための通院が数回必要になりその都度かかった移送費(通院費)、ギプスや松葉づえが必要になった場合など、治療にかかった費用は労災保険としてどこまで支給されるか必ず確認しましょう。

また移送費(通院費)や治療装具費などの支給には、厳格な条件や労働基準監督署の判断があるため、条件や提出書類にミスないか確認が必要です。
一人親方の場合は、会社に属している労働者と違い自分自身で労災請求をしなければいけません。
どのように請求すればいいのか、不明点疑問点がある場合は、一人親方が加入している当団体一人親方RJCまでお気軽にご相談ください。

 

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監修者の紹介

林満

元厚生労働省 厚生労働事務官
厚生労働大臣承認 愛知労働局承認
一人親方労災保険RJC アドバイザー

林 満

はやし みつる

1971年に労働省(現厚生労働省)愛知労働基準局に入局。以降、名古屋東労働基準監督署や瀬戸労働基準監督署、愛知労働局で労災補償課および労働保険適用課にて奉職。適用指導官、職業病認定調査官、労災第一課長、労災保険審査官、労災管理調整官を歴任。特に特別加入制度の手続きや給付に関する相談対応に精通し、職業病認定調査官や労働者災害補償保険審査官としても活躍。2022年までの50年以上にわたる実務経験を持つ労災保険のエキスパート。現在はスーパーゼネコンの安全協力会において特別加入の相談指導を行っている。