「全部いいえ」は危険!労災保険の健康診断で大切なこと

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この記事はこんな方におすすめです
  • 建設業の一人親方で、一人親方労災保険に初めて加入する方
  • 健康診断の質問にどう答えればいいか迷っている方
  • 元請さんから一人親方労災保険に加入するように言われている方
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はじめに

「現場に入る前に、一人親方労災保険へ加入してください。」

そう言われて申し込みを始めたら、途中で健康診断についての質問が出てきて困ったことはありませんか?

「健康診断なんて毎年受けているから大丈夫?」
「全部『いいえ』にすれば早く終わるかな?」
「自分は関係ない気がする…」

そんなふうに思う方も少なくありません。

ですが、この質問は手続きを難しくするためではなく、あなたが安心して働けるようにするための大切な確認です。

今回は、建設業の一人親方の方向けに、健康診断が必要な理由や、質問に正しく答える大切さについて、わかりやすくご紹介します。

1.労災保険で健康診断が必要になる理由

一人親方労災保険は、建設業で働く一人親方が国の労災保険へ特別加入する制度です。

仕事中の事故だけでなく、補償対象となる通勤災害など、万が一のケガや病気に備えることができます。

ただし、仕事内容によっては、加入前に健康診断が必要になる場合があります。

例えば、

・長い期間、粉じんが多い場所で作業している
・長い期間、有機溶剤を使う仕事を続けている
・長い期間、振動工具を長く使用している
・長い期間、鉛を扱う作業をしている

このような仕事では、体への影響を確認するため、健康診断が必要になることがあります。

これは加入を難しくするためではありません。

これからも安心して働けるように、健康状態を確認するための制度です。

2.普通の健康診断と何が違うの?

「会社で受ける健康診断と同じですか?」

この質問もよくいただきます。

実は、目的が少し違います。

一般的な健康診断では、

・血圧
・身長や体重
・視力
・聴力
・血液検査
・胸部レントゲン

など、体全体の健康状態を調べます。

一方、一人親方労災保険の加入時に必要となる健康診断は、仕事内容に合わせた検査を行います。

例えば粉じん作業なら肺の状態、有機溶剤を扱う仕事なら血液や尿の検査など、仕事による健康への影響を確認します。

なお、この健康診断が必要と判断された場合、健康診断の費用は国が負担します。

交通費は自己負担となりますが、検査費用を心配する必要はありません。

「自分は対象なのかな?」と迷ったら、申し込み前に確認すると安心です。

3. 全部「いいえ」と答えるとどうなる?

急いで申し込みをしていると、

「面倒だから全部『いいえ』でいいかな。」

そう考えてしまう方もいるかもしれません。

 

しかし、本当は健康診断が必要な仕事をしているのに、事実と違う回答をすると、後から困ることがあります。

 

例えば、仕事が原因で病気になった場合に、必要な手続きがスムーズに進まなかったり、確認に時間がかかったりする可能性があります。

 

労災保険は、あなた自身を守るための制度です。

だからこそ、健康診断の質問には正しく答えることが大切です。

 

わからない項目があれば、一人で悩む必要はありません。

建設業専門の窓口へ相談すれば、仕事内容を確認しながら丁寧に案内してもらえます。

 

正しい内容で加入しておけば、補償対象となる仕事中の事故や通勤災害にも安心して備えられます。

4.まとめ

一人親方労災保険の申し込みで出てくる健康診断の質問は、働く人を守るための大切な確認です。

仕事内容によっては健康診断が必要になりますが、対象になるかどうかは作業内容によって決まります。

 

面倒だからと適当に「いいえ」を選ぶのではなく、自分の仕事を思い出しながら正しく回答しましょう。

 

そうすることで、万が一の事故や病気、補償対象となる通勤災害のときにも安心して国の労災保険を利用できます。

 

「健康診断が必要かわからない」「この仕事は対象なの?」という方は、一人で悩まず、

建設業専門の一人親方労災保険RJCへお気軽にご相談ください。

国の特別労災の手続きをわかりやすくサポートし、安心して現場で働けるようお手伝いいたします。

 

 
監修者の紹介

林満

元厚生労働省 厚生労働事務官
厚生労働大臣承認 愛知労働局承認
一人親方労災保険RJC アドバイザー

林 満

はやし みつる

1971年に労働省(現厚生労働省)愛知労働基準局に入局。以降、名古屋東労働基準監督署や瀬戸労働基準監督署、愛知労働局で労災補償課および労働保険適用課にて奉職。適用指導官、職業病認定調査官、労災第一課長、労災保険審査官、労災管理調整官を歴任。特に特別加入制度の手続きや給付に関する相談対応に精通し、職業病認定調査官や労働者災害補償保険審査官としても活躍。2022年までの50年以上にわたる実務経験を持つ労災保険のエキスパート。現在はスーパーゼネコンの安全協力会において特別加入の相談指導を行っている。