【電話でのご相談】設計監理や建物検査は一人親方労災の対象? 公開日 / 2026年10月7日 最終更新日 / 2026年10月7日 この記事はこんな方におすすめです 建築設計事務所を一人で営んでいる方 設計監理や建物検査のため現場へ行く方 自分の仕事に合う労災保険が分からない方 日本最大級|一人親方労災保険RJC 私たちは日本一の建設業一人親方専門 労災特別加入団体を目指しています! 早い: 24時間WEB完結・カード即発行 安心: 厚生労働省認可・34年以上の実績 専門性:特別加入に精通したプロ社労士が在籍 お見積りはこちら はじめに 今回は、一人親方労災保険RJCへ お電話で寄せられたご相談をご紹介します。 ご相談いただいたのは、 建築設計事務所を一人で営む 熊田さん(仮名)です。 熊田さんは、建築設計のほか、 現場で設計監理や建物の検査をしています。 中間検査や竣工検査などのため、 月に10日ほど現場へ行くことがあるそうです。 ただし、熊田さん自身が 工事をするわけではありません。 そこで気になったのが、 「設計監理や検査の仕事でも 一人親方労災保険に入れる?」 という点でした。 この記事では、建築設計事務所が 設計監理や建物検査を行う場合の 労災保険の加入区分について考えます。 1.建築設計の現場検査は一人親方労災の対象? 熊田さんの主な仕事は、 建築設計と現場での検査です。 現場では、中間検査や竣工検査などを行い、 建物の状態や工事の進み具合を確認します。 一方で、熊田さん自身が 建物を造ったり、修理したりする 工事作業は行っていません。 現場へ行くという理由だけで、建設業の一人親方労災保険の対象になるとは限りません。 加入区分を考えるときは、 「どこで仕事をするか」だけではなく、 「実際に何をする仕事なのか」を確認します。 2.建設業の一人親方はどんな仕事が対象? 建設業の一人親方労災保険は、 建設の事業を一人で行う方などが 対象となる特別加入制度です。 厚生労働省では、建設の事業について、 建物などの工作物の建設、改造、保存、 修理、変更、破壊、解体などの事業としています。 例えば、次のような仕事です。 建物を新しく造る 建物を修理する 設備を取り付ける 建物を改修する 建物を解体する 一方で、完成した建物を確認したり、 工事が図面どおり進んでいるかを 見るだけの場合は事情が異なります。 設計監理や検査という名前だけで判断せず、実際の作業内容を確認することが重要です。 3.設計監理や検査だけならフリーランス労災? 2024年11月1日から、 企業などから業務委託を受けて働く フリーランスも労災保険へ 特別加入できるようになりました。 業種や職種を問わず対象となる制度ですが、 すべてのフリーランスが同じ区分へ 加入するわけではありません。 例えば、委託されている仕事自体が 建設業の一人親方の対象となる場合は、 その区分での加入を検討します。 反対に、建設工事そのものではなく、 設計監理や検査などを業務委託で 行っている場合は、特定フリーランス事業の 対象となる可能性があります。 「建築関係の仕事だから一人親方労災」と一律に判断することはできません。 実際の仕事内容や契約内容を 確認したうえで加入区分を判断します。 4.熊田さんは工事をせず検査をしていた 熊田さんにも、現場で何をしているのか 詳しくお聞きしました。 熊田さんは、現場へ行くものの、 本人が工事をするわけではないとのことでした。 行っているのは、主に次の仕事です。 設計した建物の管理 工事の進み具合の確認 中間検査 竣工検査 また、基本は事務所で仕事をしており、 月に10日ほど現場へ行くとのことでした。 熊田さんは以前、別の団体へ 一人親方労災保険について相談しています。 そこで、管理業務や検査業務については 別の加入区分を確認するよう案内され、 今回RJCへお問い合わせいただきました。 5.現場で何をするかを具体的に伝えよう 労災保険の加入区分を確認するときは、 「建築設計をしています」だけでは 情報が足りない場合があります。 次の内容まで整理しておきましょう。 現場へ行く目的 現場で行う作業 工事作業をするか 修理や改修をするか 検査だけをするのか 誰から仕事を受けているか 契約書や注文書の業務内容 同じ「建築関係」の仕事でも、 設計だけをする方と、実際に建物を 施工する方では仕事内容が異なります。 肩書ではなく、実際の仕事を具体的に伝えることが大切です。 6.仕事内容に合った労災保険を確認しましょう 設計監理や建物検査を行う方は、 仕事内容によって加入区分の確認が 必要になることがあります。 相談するときは、可能であれば 次の資料を準備してください。 業務委託契約書 注文書 仕事内容が分かる資料 現場で行う作業が分かる資料 「現場に行っています」だけではなく、 現場で何をしているかまで分かると、 加入区分を確認しやすくなります。 一人親方労災保険なのか、 フリーランス向けの労災保険なのか 迷っている場合は、申込み前に 仕事内容をご相談ください。 7.まとめ 今回は、建築設計事務所を営む 熊田さんからのご相談をご紹介しました。 熊田さんは、設計監理や建物検査のため 現場へ行くことがあります。 ただし、ご本人が工事を行うのではなく、 中間検査や竣工検査などが中心でした。 現場へ行くという理由だけで、建設業の一人親方労災保険の対象になるとは限りません。 建設工事そのものを行うのか、 設計、監理、検査などが中心なのかによって、 確認する加入区分が変わる可能性があります。 熊田さんは今回の相談後、 仕事内容に合ったフリーランス向けの 労災保険について申込みを検討することになりました。 実際の加入可否や補償の範囲は、 仕事内容、契約関係、事故時の状況などをもとに 個別に判断されます。 参考資料 厚生労働省「労災保険への特別加入」 厚生労働省「令和6年11月1日から『フリーランス』が労災保険の『特別加入』の対象となりました」 関連記事 建設業の一人親方労災保険のままで大丈夫?保守メンテナンスの人は労災保険を見直そう 設備の点検や検査を行う方が、仕事内容に合った労災保険を確認するときのポイントを解説します。 一人親方労災保険RJC 2026年8月20日 お見積りはこちら 監修者の紹介 元厚生労働省 厚生労働事務官 厚生労働大臣承認 愛知労働局承認 一人親方労災保険RJC アドバイザー 林 満 はやし みつる 1971年に労働省(現厚生労働省)愛知労働基準局に入局。以降、名古屋東労働基準監督署や瀬戸労働基準監督署、愛知労働局で労災補償課および労働保険適用課にて奉職。適用指導官、職業病認定調査官、労災第一課長、労災保険審査官、労災管理調整官を歴任。特に特別加入制度の手続きや給付に関する相談対応に精通し、職業病認定調査官や労働者災害補償保険審査官としても活躍。2022年までの50年以上にわたる実務経験を持つ労災保険のエキスパート。現在はスーパーゼネコンの安全協力会において特別加入の相談指導を行っている。 一人親方マガジン一覧 一人親方の通勤事故も労災対象!知っておくべき補償の範囲 2026年11月05日 えっ、もうクリスマス?一人親方の冬支度 2026年11月04日 明日からの現場も安心!速さで選ぶ労災保険なら即日のRJCへ 2026年10月30日 【電話でのご相談】一人親方労災の支払い方法を途中で変更できる? 2026年10月28日 一人親方マガジン一覧 ≫