家族を雇ったら労災保険の手続きは?一人親方必見の基礎知識

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この記事はこんな方におすすめです
  • 息子さんと一緒に現場で働き始めた一人親方さん
  • 奥さんに事務仕事を任せている一人親方さん
  • 「従業員を雇ったら一人親方の保険は使えないの?」と不安な方
はじめに

こんにちは!一人親方労災保険RJCです。

 

「息子が学校を卒業して、現場を手伝ってくれるようになった」「奥さんに経理をお願いすることにした」など、ご家族で一緒にお仕事をされるケースは多いですよね。

 

でも、「家族を雇ったら、今入っている一人親方の労災保険はどうなるの?」という疑問をよく耳にします。

 

実は、雇うのが「家族」なのか「赤の他人」なのかで、ルールが変わることもあるんです。

1.家族を雇ったら労災保険はどうなる?(現場に出る場合)

まずは、息子さんなどが一緒に現場へ出て作業をする場合です。

 

結論から言うと、同居のご家族であれば、お父様(親方)は「一人親方」のままで大丈夫です!

 

「人を雇ったら一人親方じゃなくなるのでは?」と心配されるかもしれませんが、同居の親族のみの雇用であれば、お父様(親方)は引き続き一人親方の労災保険に加入いただけます。

 

そして、一緒に現場へ出る息子さんも、お父様とは別に「一人親方労災保険」に各自で加入する必要があります。

 

家族みんなで現場を守るために、一人ずつしっかりと保険に入っておきましょうね。

2.家族を雇ったら労災保険はどうなる?(事務員さんの場合)

次に、奥様が「現場には出ないけれど、家で書類作成や経理をしてくれている」という場合です。

 

この場合も、お父様は一人親方労災保険のままで問題ありません。

 

同居のご家族を事務員として雇っている状態であれば、「労働者を雇っている」ことにはならないからです。

 

ただし、奥様は現場に出ないため、基本的には労災保険の特別加入(一人親方の保険)に入る必要はありません。

3.赤の他人を雇用したら原則「中小事業主」へ切り替えが必要!

ここが一番の注意点です!

 

もし、家族以外の「赤の他人」を一人でも雇った場合は、ルールの扱いが変わる可能性があります。

 

たとえアルバイトであっても、家族以外の人を「労働者」として雇うと、お父様は「一人親方」ではなく「事業主(社長さん)」という立場になることが考えられます。

 

この場合、今入っている一人親方の労災保険から、「中小事業主の特別加入」へ切り替えが必要になる可能性が高いです。

 

「少しくらい大丈夫だろう」とそのままにしておくと、いざケガをした時に「一人親方としての実態がない」と判断され、保険が下りないといったトラブルになりかねません。

 

他人を雇うことになったら、まずは一度私たちに相談してくださいね。

4.まとめ

いかがでしたか?

 

「同居の家族なら一人親方のままでOK、現場に出る家族は各自で加入」と覚えておけば安心ですね。

 

でも、家族以外の赤の他人を雇うときは、保険の切り替えが必要になる可能性があるので要注意です!

 

「自分の場合はどっちかな?」と迷ったら、一人で悩まずにプロに聞くのが一番の近道ですよ。

 

お困りごとは、「一人親方労災保険RJC」にお任せください

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監修者の紹介

林満

元厚生労働省 厚生労働事務官
厚生労働大臣承認 愛知労働局承認
一人親方労災保険RJC アドバイザー

林 満

はやし みつる

1971年に労働省(現厚生労働省)愛知労働基準局に入局。以降、名古屋東労働基準監督署や瀬戸労働基準監督署、愛知労働局で労災補償課および労働保険適用課にて奉職。適用指導官、職業病認定調査官、労災第一課長、労災保険審査官、労災管理調整官を歴任。特に特別加入制度の手続きや給付に関する相談対応に精通し、職業病認定調査官や労働者災害補償保険審査官としても活躍。2022年までの50年以上にわたる実務経験を持つ労災保険のエキスパート。現在はスーパーゼネコンの安全協力会において特別加入の相談指導を行っている。