粉じんや振動工具の経験者は必須!労災保険の特別加入時健康診断とは?

ID:26002

この記事はこんな方におすすめです
  • 粉じん、振動工具、塗装などの仕事を長く続けてきたベテランの一人親方
  • 労災保険の申し込みで「健康診断が必要」と言われ、理由や費用を知りたい方
  • 特別加入時健康診断を受診しないと、保険がどうなるのか不安な方
はじめに

「労災保険に入ろうとしたら、健康診断を受けてと言われた…」と戸惑っていませんか?
実は、粉じんを吸う作業や振動工具を長く使ってきたベテランさんには、国が「加入前に健康チェックをしてね」と決めているんです。
お忙しい皆様のために、必要な理由と流れを短くまとめました。

1.特別加入時健康診断とは?なぜ加入前に受診が必要なの?

労災保険は本来「加入した後のケガや病気」を補償するもの。
もし加入前から病気(じん肺や振動障害など)があった場合、国は「いつから病気だったのか」判断できません。

そこで、特定の業務経験がある方には、加入前に健康状態をチェックしてもらうことになっています。
これが特別加入時健康診断です。

ポイントは「費用が無料」ということ!
国が指定する病院で受ければ、お財布からお金を出す必要はありません。
ご自身の健康状態を無料で確認できるチャンスだと思って、前向きに受けてくださいね。

2.あなたは当てはまる?受診が必要な4つの対象業務と期間

これまでの職歴(通算)で、以下の作業を一定期間経験している方が対象です。

粉じん作業(3年以上):石切、解体、トンネル内など、ちりが舞う現場。

振動工具(1年以上):インパクトレンチ、さく岩機、チェーンソーなど。

有機溶剤(6ヶ月以上):塗装、洗浄、接着などで溶剤を扱う作業。

(6ヶ月以上):鉛を含む塗料の剥離や溶解など。

 

 

3.加入までの流れと注意点!早めに予約して受診してください

手続きをスムーズに進めるための、大事な流れをお伝えします。

1, お申し込み:RJCへお申し込み時、業務経験を申告してください。

2, 書類が届く:RJCから「指示書」が自宅に届きます。これがないと無料で受けられません。

3, 予約・受診:指示書が届いたら期間内に、指定の病院へ電話予約して受診してください。

 

 

4.まとめ

特別加入時健康診断は、ベテランの皆様が正しく労災保険を利用するための大切な仕組みです。
忙しい毎日とは思いますが、ご自身とご家族の安心のためにも、早めの受診をお願いしますね。

「どこの病院に行けばいいの?」など、わからないことは何でもご相談ください。
お困りごとは、「一人親方労災保険RJC」にお任せください!

 
監修者の紹介

林満

元厚生労働省 厚生労働事務官
厚生労働大臣承認 愛知労働局承認
一人親方労災保険RJC アドバイザー

林 満

はやし みつる

1971年に労働省(現厚生労働省)愛知労働基準局に入局。以降、名古屋東労働基準監督署や瀬戸労働基準監督署、愛知労働局で労災補償課および労働保険適用課にて奉職。適用指導官、職業病認定調査官、労災第一課長、労災保険審査官、労災管理調整官を歴任。特に特別加入制度の手続きや給付に関する相談対応に精通し、職業病認定調査官や労働者災害補償保険審査官としても活躍。2022年までの50年以上にわたる実務経験を持つ労災保険のエキスパート。現在はスーパーゼネコンの安全協力会において特別加入の相談指導を行っている。