給付基礎日額とは?一人親方の労災保険を協会担当者向けに優しく解説

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この記事はこんな方におすすめです
  • 現場の親方から「給付基礎日額って何を選べばいいの?」と相談される担当者様
  • 特別加入の手続きを案内したいが、用語の説明が難しくて困っている方
  • 多忙な親方に代わって、概要を短時間で把握して伝えたい団体職員の方
はじめに

建設業界を支える協会・団体の皆様、日々の安全指導お疲れ様です。

一人親方の皆様に労災保険への加入を促す際、必ず聞かれるのが「給付基礎日額」の金額の違いです。

この仕組みを正しく伝えることは、親方の安心だけでなく現場全体の安全管理にも繋がります。

担当者様が説明しやすくなるポイントをまとめました。

1.給付基礎日額とは?補償のランクを決める「モノサシ」です

「給付基礎日額」とは、簡単に言うと「もし事故で動けなくなった時、1日あたりいくら補償を受けたいか」を決めるランクのようなものです。

現場でケガをして休業することになった際、この「給付基礎日額」の約8割が国から支給されます。

日額を高く設定すれば手厚いサポートが受けられますし、低く設定すれば毎月の固定費を抑えることができます。

金額は3,500円から14,000円まで選べますが、これによって「国に納めるお金」の額が決定します。

親方一人ひとりの「安心のサイズ」を決める大切なモノサシだとお伝えくださいね。

2.いくら選べばいい?給付基礎日額の決め方と家計への影響

親方から「結局、いくらにすればいいんだ?」と聞かれた際は、普段の「稼ぎ」と「無理なく支払える金額」のバランスを提案してあげてください。

低い日額(3,500円〜5,000円)
とにかくコストを抑えたい、現場に入るための「証明書」を最優先で用意したい方に選ばれています。

 

平均的な日額(10,000円前後)
生活を守るために、普段の稼ぎに近い補償を確保したい方に選ばれます。

給付基礎日額を高く設定するほど、比例して支払う総額も高くなります。

 

無理な設定を勧めて支払いが滞ってしまうのを防ぐためにも、親方の現在の生活水準に合わせた無理のない選択を促すのがベストですよ。

3.迷ったらどうする?担当者様がアドバイスすべきポイント

「よくわからないから後回しでいいや」という親方を減らすために、担当者様からは「まずは最低限でも入っておくこと」の大切さを伝えていただければと思います。

もし元請けさんから急ぎで加入を求められている場合は、まずは低い給付基礎日額でスピーディーに加入し、後から変更(年度更新時など)も可能であることを伝えると、手続きがスムーズに進みやすくなります。

私たちRJCのサイトでは、給付基礎日額ごとの支払い額がパッと見てわかる一覧表を掲載しています。

説明に時間が取れない時などは、弊社の表をそのまま親方に見せていただければ、一目で納得していただけますよ。

4.まとめ

給付基礎日額は、一人親方の皆様が安心して現場に立つための大切な設定です。

団体の皆様がこの仕組みを優しく伝えてくださることで、業界全体の安全意識も高まります。

手続きが面倒、説明が難しい…そんなお困りごとは、「一人親方労災保険RJC」にお任せください!

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監修者の紹介

林満

元厚生労働省 厚生労働事務官
厚生労働大臣承認 愛知労働局承認
一人親方労災保険RJC アドバイザー

林 満

はやし みつる

1971年に労働省(現厚生労働省)愛知労働基準局に入局。以降、名古屋東労働基準監督署や瀬戸労働基準監督署、愛知労働局で労災補償課および労働保険適用課にて奉職。適用指導官、職業病認定調査官、労災第一課長、労災保険審査官、労災管理調整官を歴任。特に特別加入制度の手続きや給付に関する相談対応に精通し、職業病認定調査官や労働者災害補償保険審査官としても活躍。2022年までの50年以上にわたる実務経験を持つ労災保険のエキスパート。現在はスーパーゼネコンの安全協力会において特別加入の相談指導を行っている。