【2026年6月開始】在留カードとマイナンバーが合体!現場の確認ルールはどう変わる? 公開日 / 2026年5月26日 ID:14005 この記事はこんな方におすすめです 現場で外国人の一人親方に仕事をさせている元請会社 会費や保険料の内訳がバラバラで、結局いくら払うのか混乱している人 現場監督からカードが変わると言われて不安に思っている外国人労働者 はじめに 建設現場の監督をしている鈴木さん(仮名)。 現場に入っているベテランの外国人一人親方、グエンさん(仮名)から 「監督、来年から在留カードとマイナンバーカードが一緒になるって聞いたけど、今のカードは使えなくなるの?」 と聞かれました。 鈴木さん自身も噂は聞いていたものの、詳しい内容が分からず「どう確認すればいいんだろう?」と悩んでいました。 結論から言うと、2026年6月から希望者は2つのカードが一体化した「特定在留カード」を持てるようになります。 切り替えは任意なので今のカードもそのまま使えますが、現場での「本人確認」や「コピーの取り方」には新たなルールと注意点が必要になります。 目次1.「特定在留カード」って何?今のカードは使えなくなるの?2.【外国人労働者向け】手続きが1回で済むが、紛失には要注意!3.【元請け・現場担当者向け】絶対に知っておくべき「確認」の落とし穴4.まとめ 1.「特定在留カード」って何?今のカードは使えなくなるの? 現場で一番多い不安が、「強制的に切り替えないと働けなくなるのか?」という点です。 特定在留カードは、従来の「在留カード」と「マイナンバーカード」の機能を1枚に統合した新しいカードです。 2026年6月14日からの運用開始が予定されていますが、全員がすぐに切り替える義務はありません。 現在持っている在留カードは有効期限までそのまま使えます。次回のビザ更新のタイミングなどで、希望する人が新カードに切り替えていくという流れになります。 2.【外国人労働者向け】手続きが1回で済むが、紛失には要注意! 外国人のみなさんにとって、特定在留カードの最大のメリットは「手続きのワンストップ化」です。 これまでビザの更新時は、入管で新しい在留カードをもらった後、市役所へ行ってマイナンバーカードの延長手続きをするという2段階の手間がありました。 しかし新カードになれば、入管での許可と同時にマイナンバーの更新も完了し、市役所に行く手間が省けます。 一方で、注意点もあります。 新カードの発行には10日程度かかるため、今までのように即日交付はされません。 また、万が一カードを無くしてしまうと、「在留証明」と「マイナンバー」の両方を一度に失うことになり、警察への届け出や入管での通常の在留カード再交付など、復旧までに大きな時間と手間がかかってしまいます。 現場でのカード管理には今まで以上に注意が必要です。 3.【元請け・現場担当者向け】絶対に知っておくべき「確認」の落とし穴 元請け会社や現場担当者にとって最も重要なのが、入場時の「本人確認」ルールの変化です。 2026年6月以降、現場には従来の「在留カード」を持つ人と、新しい「特定在留カード」を持つ人が混在することになります。 就労制限の有無などの確認方法は同じですが、特定在留カードの有効期限は「在留期間の満了日」と「マイナンバーカードの有効期限」の早い方に設定されるため、期限管理のアナウンスがより重要になります。 そして、ここで絶対に注意すべきなのが「カードのコピー」です。 特定在留カードの裏面には、マイナンバー(個人番号)が記載されている可能性があります。 マイナンバー法の制限により、マイナンバーの取得が必要ない場面(現場の入場確認など)で裏面をそのままコピー・保管することは法律違反になる恐れがあります。 本人確認のためにコピーを取る際は「表面のみにする」か「裏面のマイナンバーをマスキングして隠す」といった、新しい社内ルールの徹底が必須です。 4.まとめ 2026年6月から始まる「特定在留カード」は、外国人労働者にとっては手続きが楽になるメリットがある一方、受け入れる元請け会社にとっては「正しい本人確認と情報管理」がこれまで以上に問われることになります。 「コピーの取り方」や「有効期限の確認」など、現場で混乱が起きないよう今のうちから正しい知識を共有し、外国人の職人さんが安心して働ける現場づくりを進めていきましょう! ※本記事は、以下の記事を参考に作成しております。 「在留カードが変わる?2026年6月開始、在留カードとマイナンバーカードが一体化!」 https://foreigner-career-navigator.com/contents/news/specified_residence_card/ お見積りはこちら 監修者の紹介 元厚生労働省 厚生労働事務官 厚生労働大臣承認 愛知労働局承認 一人親方労災保険RJC アドバイザー 林 満 はやし みつる 1971年に労働省(現厚生労働省)愛知労働基準局に入局。以降、名古屋東労働基準監督署や瀬戸労働基準監督署、愛知労働局で労災補償課および労働保険適用課にて奉職。適用指導官、職業病認定調査官、労災第一課長、労災保険審査官、労災管理調整官を歴任。特に特別加入制度の手続きや給付に関する相談対応に精通し、職業病認定調査官や労働者災害補償保険審査官としても活躍。2022年までの50年以上にわたる実務経験を持つ労災保険のエキスパート。現在はスーパーゼネコンの安全協力会において特別加入の相談指導を行っている。 一人親方マガジン一覧 【2026年6月開始】在留カードとマイナンバーが合体!現場の確認ルールはどう変わる? 2026年05月26日 一人親方労災保険の会費の仕組みは?内訳がない理由を解説 2026年05月26日 「元請けに言われて渋々…」から大感謝へ。実際に救われた親方たちのリアルな体験談 2026年05月26日 労災保険の選択に迷う本人以外も必見!収入と所得の違いとは 2026年05月26日 一人親方マガジン一覧 ≫