労災保険が取り消し!? 健康診断を無視するリスク

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この記事はこんな方におすすめです
  • 元請けから「労災の健康診断は受けた?」と聞かれて焦っている一人親方
  • 一人親方労災保険RJCへの加入を考えているけれど手続きが面倒な方
  • 現場に入れなくなるリスクを避けて、安全にガッツリ稼ぎたい職人さん
はじめに

 

現場に入るために必須の「労災保険」ですが、実は申し込み時の職歴によっては、国が指定する「健康診断」を受けなければならないルールがあります。

「面倒くさいし、放置しても大丈夫でしょ?」と思ったら大間違い。せっかく申し込んだ労災保険がムダになり、明日からの現場に入れなくなってしまうことも…。

今回は、健康診断を受けないとどうなるのか、その恐ろしいペナルティをどこよりも分かりやすく解説します!

 

1.健康診断を受けないとどうなる?未受診に潜む3つのペナルティ

 

まず結論からお話しします。一人親方労災保険に加入するとき、国(労働局)から健康診断の指示が出たにもかかわらず放置してしまうと、以下の【3つのペナルティ】が科されます。








ペナルティ1:労災保険の加入が承認されない(取り消される)

ペナルティ2:万が一、病気になっても労災の保険給付が下りない

ペナルティ3:元請け企業に証明書が出せず、現場に入れなくなる















労災保険に申し込むと、その時点ではひとまず「仮加入」という状態になります。これは「概ね1ヶ月以内」に健康診断を受けて証明書を出すことを前提とした仮の約束です。

もし「忙しいから」と期限を過ぎてしまうと、国から正式な加入承認が下りず、手続き自体が「取り消し」になります。「お金を払ったから大丈夫」は通用しません。

さらに、正式な加入承認が下りないということは、手元に届くはずの「本承認のカード(会員カード)」が発行されないということです。今の建設業界はコンプライアンスが非常に厳しいため、正式な証明書を出せない一人親方は、現場への入場を断られてしまいます。

その日の日当はゼロになり、元請けからの信頼も失ってしまいます。

 

2.嘘の申告は絶対にバレる!過去の未受診が引き起こす大損リスク

 

「じゃあ、職歴をごまかして『危険な作業はやってない』と嘘をつけば、健康診断を受けずに加入できるのでは?」と思う方もいるかもしれません。

たしかに申し込み時は自己申告なので、その場はやり過ごせるかもしれません。しかし、本当に恐ろしいのは「実際に病気になって、労災を申請したとき」です。







































例えば、長年粉じんを吸い込む「はつり作業」をやってきた一人親方が、数年後に肺の病気(じん肺など)になり、労災を申請したとします。

その際、労働局は過去の職歴や病院のカルテを徹底的に調べます。

そこで加入時の嘘が発覚した場合、労働局はこう判断します。

「この病気は、健康診断を受けずに、嘘の申告をして加入する前からかかっていたものだ。よって、労災保険の給付は一切出せません!

こうなったら本当に手遅れです。本来なら自己負担0円になる治療費も、仕事を休んでいる間にもらえる休業補償も、すべて「1円ももらえない」ということになります。

一瞬の「めんどくさい」という気持ちのせいで、これまで築いてきた職人としての信用も、家族を守るための収入もすべて失ってしまうのです。

 

3.知っておきたい!健康診断の対象者となる特定業務の条件

 

ここまで読んで「自分も対象なのかな…」と不安になった親方も多いですよね。でも安心してください。全員が受けるわけではありません。

過去に「特定の危険・有害な業務」に、国が定める一定期間以上、従事したことがある人のみが対象です。

具体的には、以下のような条件があります。

粉じん作業(溶接、はつり、解体など):通算3年以上

振動工具の使用(チェーンソー、タイタンパーなど):通算1年以上

鉛業務(ハンダ付け、鉛の溶融など):通算6ヶ月以上

有機溶剤業務(※屋内での塗装、洗浄など):通算6ヶ月以上

ここで見落としがちなのが塗装業です。

「ペンキ屋さんだから対象だ」と思っても、過去の仕事が「屋外(外壁や屋根)の塗装のみ」だった場合は、この健康診断の対象にはなりません。

あくまで「屋内での作業」が通算6ヶ月以上の場合に対象となります。

自分が本当に対象者なのかを正しく知ることはとても重要です。

「一人親方労災保険RJC」では、お申し込み時の簡単な質問に答えていくだけで、あなたが健康診断の対象になるかどうかを専門スタッフがしっかり確認します。

 

4.まとめ

 

今日はここまで!

一人親方の労災保険における「加入時健康診断」を甘く見ていると、

加入が取り消されて無保険になり、元請けから現場への入場を断られる

いざという時に治療費や休業補償が1円も下りず、すべて自己負担になる

嘘がバレて仕事も信用も失い、明日からの稼ぎがゼロになる

という、恐ろしい大損につながることがお分かりいただけたかと思います。




















「でも、健康診断って受けるのにお金がかかるんでしょ?」
「どこの病院に行けばいいのか分からないし、やっぱり面倒だな…」

そう不安に思った一人親方のみなさん、どうぞご安心ください!


































実は、この労災保険の加入時健康診断には、一人親方にとって「ものすごくおトクな秘密」があるんです。

そして、「一人親方労災保険RJC」なら、お忙しいみなさんの手間をできるだけ減らして、サクッと手続きが進むようなサポート体制を整えています。

健康診断の費用は一体いくらかかるのか?どんな病院で受ければいいのか?
その気になる続きの詳細は、次回の記事でじっくりとお話しさせていただきますね!




































まずは「健康診断の案内が来たら、絶対に無視しちゃダメなんだ!」ということだけ、胸に深く刻んでおいてください。

 

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監修者の紹介

林満

元厚生労働省 厚生労働事務官
厚生労働大臣承認 愛知労働局承認
一人親方労災保険RJC アドバイザー

林 満

はやし みつる

1971年に労働省(現厚生労働省)愛知労働基準局に入局。以降、名古屋東労働基準監督署や瀬戸労働基準監督署、愛知労働局で労災補償課および労働保険適用課にて奉職。適用指導官、職業病認定調査官、労災第一課長、労災保険審査官、労災管理調整官を歴任。特に特別加入制度の手続きや給付に関する相談対応に精通し、職業病認定調査官や労働者災害補償保険審査官としても活躍。2022年までの50年以上にわたる実務経験を持つ労災保険のエキスパート。現在はスーパーゼネコンの安全協力会において特別加入の相談指導を行っている。