一人親方の労災保険と上乗せ労災の違いは?民間の保険会社と比較

公開日 / 2026年8月20日
最終更新日 / 2026年8月20日
この記事はこんな方におすすめです
  • 現場で「上乗せ労災も入ってる?」と聞かれて違いが分からず困った親方
  • 労災保険だけで万が一の損害賠償までカバーできるのか不安な方
  • 忙しくて調べる時間がないため短時間で重要ポイントだけ知りたい親方
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はじめに

「現場に入るなら一人親方の労災保険だけで十分だと思ってた…」と焦っていませんか?

実は、自分の怪我を守る労災保険だけでは、相手を事故に巻き込んだ際の巨額な損害賠償まではカバーできません。

元請さんが本当に求めている補償の組み合わせを知り、現場で一目置かれる信頼を手に入れましょう!

1.一人親方の労災保険は国の制度!自分の怪我をしっかりガード

一人親方の労災保険(特別加入)は、国が運用する公的な制度です。

建設現場で親方自身が怪我をしたときの治療費や、休業中の給付(給付基礎日額3,500円〜20,000円など)をしっかりカバーします。

元請さんから入場条件として提示される「労災保険」は、まずこの国の制度を指します。

自己負担ゼロで治療が受けられる心強い制度ですが、他人に怪我をさせた場合の損害賠償は対象外です。

現場に入るための必須チケットとして、加入しておきましょう。

2.民間の保険会社が扱う上乗せ労災と大きな損害賠償への備え

民間の保険会社が販売している「上乗せ労災」は、国の制度にプラスして加入する保険です。

国の労災保険だけでは不足する休業補償を強化したり、万が一の死亡時に1,000万円などの一時金を上乗せできます。

さらに、安全管理のミスで元請さんや親方ご自身が追及される大きな損害賠償責任にも備えられます。

国の制度で基本の足場を固め、足りない高所補償を民間の保険会社の上乗せ労災でカバーするイメージです。

保険の種類 主な役割 対象となるトラブル 元請さんからの要請

一人親方労災保険

 

(国の制度)

自分の怪我を守る

・現場での怪我・通院

 

・休業中の収入減少

ほぼ必須

 

(現場に入るための基本)

上乗せ労災

 

(民間の保険会社)

自分の補償をプラス

・労災保険で足りない分の補償

 

・死亡・後遺障害の一時金

推奨

 

(現場によって提示を求められる)

第三者賠償責任保険

 

(民間の保険会社)

他人の事故を弁償

・資材を落として通行人に怪我

 

・施主様の壁や車を破壊

強く推奨

 

(大きな損害賠償事故に対応)

3.第三者賠償責任保険で現場のヒヤリハット事故をカバー

現場で最も怖いのが「資材を落として通行人に怪我をさせた」「搬入中に施主様の壁を傷つけた」という他者への事故です。

こうしたトラブルで発生する法律上の損害賠償を補償するのが「第三者賠償責任保険」です。

上乗せ労災の特約や、民間の単体保険として加入することができます。

「たった一つの事故で数千万円の請求が来た」というリスクを回避し、元請さんにも安心して仕事を任せてもらうための強固な防具になります。

4.まとめ

国の労災保険はご自身の身体を守る基本、民間の上乗せ労災や第三者賠償責任保険は損害賠償リスクから身を守るための備えです。

元請さんから「しっかりリスク管理ができている信頼できる親方だ」と評価されるためにも、バランスよく補償を整えておきましょう!

お困りごとは、「一人親方労災保険RJC」にお任せください!メールにてお問合せをお待ちしております。

 
監修者の紹介

林満

元厚生労働省 厚生労働事務官
厚生労働大臣承認 愛知労働局承認
一人親方労災保険RJC アドバイザー

林 満

はやし みつる

1971年に労働省(現厚生労働省)愛知労働基準局に入局。以降、名古屋東労働基準監督署や瀬戸労働基準監督署、愛知労働局で労災補償課および労働保険適用課にて奉職。適用指導官、職業病認定調査官、労災第一課長、労災保険審査官、労災管理調整官を歴任。特に特別加入制度の手続きや給付に関する相談対応に精通し、職業病認定調査官や労働者災害補償保険審査官としても活躍。2022年までの50年以上にわたる実務経験を持つ労災保険のエキスパート。現在はスーパーゼネコンの安全協力会において特別加入の相談指導を行っている。