9割が女子の建設現場がある!?今流行りの現場女子って?インスタで急上昇中!

この記事はこんな方におすすめです

現場で女性と働くことが増えた一人親方さん

建設現場で働くのはどんな感じか知りたい女性の方

建設現場で働いている女性の方

 

建設現場で働く男性の一人親方さんは、現場で女性とお仕事をする機会はありますか?
一人親方=男性とは限りません!最近は建設現場で一人親方さんとして働く女性が増えてきています。
「女子が一人親方として現場で働くのはどんな感じ?」と思っている女性や、現場で女性と一緒に働くことが増えてきた男性の一人親方さんにぜひ読んでいただきたい記事です!
今回は、一人親方として建設現場で働く女性のメリットやあるあるをご紹介します。

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一人親方様にとって、労災保険の加入は悩ましい問題です。

 

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1.建設現場と現場女子:現場女子とは

「現場女子」とは、その名のとおり、建設現場で働く女性のことをいいます。
2020年における、建設業の女性就業者は全体の2.8%でした。男性に比べれば割合はまだまだ少ないです。
しかし、ここ数年で男性の一人親方さんと一緒に働く現場女子が増えています。

一人親方さんとして働く女性が増えている理由は、SNSやマンガがきっかけです。
建設機械にあこがれて勢いで土木業界に飛び込んだ女性を描いた「ドボジョ」というマンガが2011年に発売されてから、「ドボジョ」という呼び方が広まり人気になりました。

さらに、女性の間で人気のInstagramアプリでは、「#現場女子」「#一人親方と繋がりたい」というハッシュタグが盛り上がりを見せています。
実際に検索してみると、一人親方さんとして現場で働く女性が、作業着ファッションや一人親方として重機を操縦する姿、子育てしながら働く様子を載せています。

現場女子はまだまだ割合が少ないため、一人親方として女性同士が現場で会うことは少ないでしょう。
しかし、SNSを通して女性の一人親方さん同士でつながることができます。
また、一人親方さんとしてイキイキと働く姿を見ることができ、現場女子に憧れる若い女性も増えてきています。

 

2.建設現場と現場女子:9割が女子の建設現場ってある!?

女性の一人親方さんが9割を占める建設現場はあるのでしょうか?
実際は、女性の一人親方さんはまだまだ割合は少なく、9割が女子の建設現場はないようです。
しかし、一人親方労災保険RJCが独自に調べたところ、塗装工事のお仕事は女性の一人親方さんが多いように見受けられます。

塗装業は特に、手先が器用で細かい作業を得意とする一人親方さんが必要となります。
ここ数年で、女性の一人親方さんがRJCへ加入されるケースが増え、労働保険事務組合RJCのお客様でも従業員が全員女性という会社もあります。

建設業界では、一人親方さんをはじめ職人や技術者の人手不足や高齢化が深刻化しています。
しかし、「現場女子」という言葉が生まれ、一人親方の女性が活躍するのは建設業界にとって大きな期待となります。
作業が丁寧で、コミュニケーション能力の高い女性の一人親方さんは、現場でも重宝されるでしょう。

一人親方の現場はまだまだ男性が多く、女性の一人親方さんが働く環境が整っていない現場が多いです。
そのような環境を変えようと、建設現場で働く女性の一人親方さんたちが主体となって、建設業界が女性にとって働きやすい職場づくりや環境を整えようと活動する団体もあります。

一人親方さんが働く建設現場は、これまで「きつい」「きたない」「キケン」の意味で3Kとも言われていました。
しかし、このように現場女子の盛り上がりや女性の一人親方さんの活躍で、建設業界のイメージはどんどん変わってきています。

 

3.建設現場と現場女子:現場女子あるある5選

建設現場はこれまで男性の一人親方さんがほとんどでした。
そのため女性の一人親方さんが建設現場で働くとなると、まだまだ悩みや困りごとを感じていることが多くあります。
一人親方として働く、現場女子のあるあるを順番に見ていきましょう。

 

① 一人親方さんの現場はトイレが少ない、更衣室がない

女性の一人親方さんにとっていちばんの悩みは「トイレ事情」ではないでしょうか。
建設現場のため、トイレはプレハブの簡易トイレであることがほとんどです
簡易トイレが一人親方の男女兼用であるだけでなく、ただでさえ汗をかきやすく汚れやすい一人親方のお仕事、どんなに気を付けていてもトイレが汚れるのも早いです。

また、更衣室など着替えるスペースがないというお悩みもあります。
男性の一人親方さんは着替える場所がなくてもさっとTシャツを脱いで着替えるなんてこともあるでしょう。
しかし、女性の一人親方さんはそんなわけにいきません。
ときには作業車の中で窓に目隠しをして着替えるという一人親方さんもいるそうです。

② 一人親方さんが使うヘルメットのサイズが合わない

ヘルメットは、現場で働く一人親方さんにとって必須アイテムですよね。
ヘルメットは男女共用のものが多く男性が使用するように作られています。
女性の一人親方さんにとって大きくずれたり、頭からはずれて落ちてしまったりすることも少なくありません。
帽子やタオルをかぶってからヘルメットをかぶる、髪を束ねるなど工夫している女性の一人親方さんが多いです。

また、一人親方として高い場所での作業に必要なハーネスや作業着も同じく、長さやサイズが女性に合わないことが多いです。
最近では、一人親方として働く女性用に軽量でサイズを考えられた女性用ヘルメットや、女性向けの作業着が開発されてきています。
こういったものがどんどん増えてくると、一人親方さんとして安心して働けますね!

③ 安全靴のデザインが女性受けしない

安全靴も、一人親方さんの足元を保護する必要不可欠なアイテムです。
女性の一人親方さんはデザインや見た目にこだわって、お仕事へのモチベーションも上げたいですよね。
しかし、一人親方さんが履く安全靴にはデザイン性がなく、そもそも女性のサイズがないなんてこともあります。
靴を忘れたときにお店にはサイズがなかったという経験から、いつも2足持ち歩くという女性の一人親方さんもいるそうです。

オンラインショップが充実してきているここ数年は、かわいいデザインの安全靴が販売され始めています。
女性の一人親方さんは、ぜひオンラインショップを活用してお気に入りの安全靴を見つけてくださいね!

④ 一人親方さんは日焼けしやすい

一人親方さんは外での作業が多いため、特に夏場は日焼けに要注意です。
「ヘルメットの紐の跡が日焼けでくっきり目立つ」「手袋をしていて線が目立って恥ずかしい」など、女性の一人親方さんならではの悩みが尽きません。

⑤一人親方さんの性別は関係ない

女性の一人親方さんは、男性の一人親方さんと同じように力仕事はもちろん、砂や泥で顔が汚れても気にせず作業することを求められます。
一人親方として危険な作業も多いため、女性だからと手加減されることはありません。
性別関係なく一人親方個人として扱われることは良いこともあれば、体力的にきついと感じることもあるでしょう。
その一方で、男女関係なく、いち一人親方として平等に、対等に、男性と仕事を行うこともできる、珍しい業種ともいえます。

4.建設現場と現場女子:現場女子のメリット

さきほどの現場女子あるあるを読むと、「男性の一人親方さんたちとうまくやれるかな」「一人親方さんって大変そう、しんどそう」とマイナスなイメージを持つかもしれません。
しかし、実際に建設現場で働く女性の一人親方さんは、仕事にやりがいを持っています。
さらに、建設現場ならでは、女性の一人親方ならではの嬉しいこともあります。

・一人親方として、丁寧で細やかな仕事が評価され重宝される
・一人親方として、慎重に作業を行うので事故やけがが起きにくい

天井が低い現場や、狭い通路の作業など、男性の一人親方さんはがやりづらいところを女性の一人親方さんができることで重宝されやすいです。
コミュニケーションも取りやすいため、一人親方さん同士で得意不得意をカバーしあったり、助け合って作業をしたりすることが可能になります。

そのほか、一人親方として作業着などの服装が基本的に自由なこと、出産や育児からの復帰がしやすい、一人親方として仕事をしながら健康的な体作りができるというメリットもあります。

 

5.建設現場と現場女子:現場女子のデメリット

男性の一人親方さんが多い建設現場で、現場女子が感じているデメリットも合わせてご紹介します。

・一人親方として残業が多い、休日出勤が多い
・一人親方として朝が早い出勤が多い、夏場は日焼けしやすい
・一人親方として働くのに、体力的な限界がある

男性の一人親方さんとおなじ作業を行うため、体力に限界を感じる方もいます。
また建設現場は、残業や休日出勤が多いという特徴もあります。
しかし、建設業も労働環境が以前より見直されてきています。
一人親方さんにとって働きやすい環境に改善されつつあります。

6.建設現場と現場女子:まとめ

いかがでしたか?
現場女子あるあるの悩みや困るごとはありますが、一人親方として働く現場環境は、日々変わってきています。
また、あるあるなお悩みをうまく工夫することでメリットを活かして楽しく現場で働く女性の一人親方さんも増えてきています。
かわいくておしゃれな作業着を提案するお店のアンバサダーを務めたり、一人親方としてインタビューを受けたりと現場以外で活躍する女性もいます。
そのような活動が、より、建設業界のイメージを変えて、女性が一人親方として建設業界に進出していくきっかけになっていくことでしょう。

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一人親方労災保険RJCでも、女性の一人親方さんに多くご加入いただいています。
現場女子になりたい!というみなさん、一人親方労災保険はぜひRJCへご加入ください!

 

 
監修者の紹介

林満

元厚生労働省 厚生労働事務官
厚生労働大臣承認 愛知労働局承認
一人親方労災保険RJC アドバイザー

林 満

はやし みつる

1971年に労働省(現厚生労働省)愛知労働基準局に入局。以降、名古屋東労働基準監督署や瀬戸労働基準監督署、愛知労働局で労災補償課および労働保険適用課にて奉職。適用指導官、職業病認定調査官、労災第一課長、労災保険審査官、労災管理調整官を歴任。特に特別加入制度の手続きや給付に関する相談対応に精通し、職業病認定調査官や労働者災害補償保険審査官としても活躍。2022年までの50年以上にわたる実務経験を持つ労災保険のエキスパート。現在はスーパーゼネコンの安全協力会において特別加入の相談指導を行っている。