父親が一人親方なら息子も入れる?労災加入で確認すべきポイント

公開日 / 2026年9月7日
最終更新日 / 2026年9月7日
この記事はこんな方におすすめです
  • 一人親方として働く父親の息子も労災保険に入れるのか知りたい方
  • 家族で一緒に建設の仕事をする予定の方
  • 一人親方の家族を仕事に呼ぶ企業の担当者
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はじめに

今回は、一人親方労災保険RJCへ
お電話で寄せられたご相談をご紹介します。

ご相談いただいたのは、
企業の担当者である佐々木さん(仮名)です。

佐々木さんの会社では、
一人親方として仕事を手伝っている方がいました。

その一人親方の息子さんも、
今後仕事を手伝う予定になったそうです。

そこで佐々木さんが気になったのが、


「一人親方として働く父親の息子も、
一人親方労災保険に加入できるの?」

という点でした。

今回はこの電話相談をもとに、
一人親方の家族が仕事を手伝う場合の
特別加入について解説します。

1.一人親方の息子も一人親方労災保険に入れる?

佐々木さんからの最初の質問は、


「一人親方として働いている方の息子さんも、
一人親方労災保険に加入できますか?」

というものでした。

結論からいうと、
「一人親方の息子」という理由だけで、
特別加入の対象外になるわけではありません。

厚生労働省では、
一人親方等の特別加入について、

  • 労働者を使用せず対象となる事業を行う一人親方
  • その事業に従事する労働者以外の方

などを対象としています。

一人親方が行う事業に従事する
家族従事者も対象となる場合があります。

ただし、
「父親が一人親方だから息子も必ず加入できる」
という意味ではありません。

実際の仕事内容や働き方を確認したうえで、
特別加入の対象となるかを判断する必要があります。

2.息子だからではなく仕事内容や働き方を確認する

電話の中では佐々木さんから、


「息子さんだったら、
特別加入に何か条件がありますか?」

という質問もありました。

ここで大切なのは、
親子という関係だけで判断しないことです。

例えば同じ「父親の仕事を手伝う」という場合でも、

  • 父親の一人親方の事業を家族として手伝っている
  • 息子さん自身が独立して仕事を請けている
  • 会社や父親に雇用されて働いている

など、実際の働き方はそれぞれ異なります。

また建設業の一人親方等として特別加入する場合は、
実際に行う仕事が対象となる建設の事業かどうかも
確認する必要があります。

そのため、

  • どのような工事をするのか
  • 誰から仕事を請けているのか
  • どのような立場で働くのか
  • 労働者として雇用されていないか

などを整理しておくと、
加入について確認しやすくなります。

家族であることだけではなく、
実際の仕事と働き方を確認することが重要です。

3.年齢が気になる場合も事前に確認しよう

電話では佐々木さんから、
息子さんの年齢についても質問がありました。

しかし、その時点では具体的な年齢までは
確認できませんでした。

今回のお問い合わせでは、
息子さんが未成年かどうかは分かっていません。

そのため年齢だけをもとに、
今回の加入条件を判断することはできません。

特に18歳未満の方については、
一人親方労災保険RJCで申込み時に
確認する事項があります。

年齢とあわせて仕事内容や家族との働き方も
確認してから申込みを進めましょう。

未成年の申込みについては、
この記事の最後に紹介している関連記事でも
詳しく解説しています。

4.会社の担当者が代理で申込みできる?

加入について確認できた佐々木さんは、


「私が代理で加入手続きを
進められるということですね?」

と確認されました。

今回のご相談では、
佐々木さんが代理で申込みを進めることになりました。

一人親方労災保険RJCでは、
企業の担当者などが加入希望者に代わって
申込み手続きを行うことができます。

ただし、申込み前には、
加入する本人の仕事内容や登録情報を
正確に確認しておくことが大切です。

5.一人親方の家族が加入できるか迷ったらRJCへご相談ください

一人親方の家族が仕事を手伝う場合は、
「家族だから」という理由だけで
加入区分を決めないことが大切です。

例えば、

  • 父親とどのように一緒に働くのか
  • 具体的にどのような建設工事を行うのか
  • 誰かに雇用されているのか
  • 息子さん自身が仕事を請けているのか

などによって確認する内容が変わります。

一人親方労災保険に該当するか分からない場合は、
実際の仕事内容や働き方が分かる状態で
RJCへご相談ください。

申込みをする前に働き方を整理しておくと、
必要な労災保険を確認しやすくなります。

6.まとめ

今回は、一人親方として働いている方の
息子さんについて、佐々木さん(仮名)から
いただいた電話相談をご紹介しました。

佐々木さんが心配していたのは、


「一人親方の息子も、
一人親方労災保険に加入できるのか」

という点でした。

一人親方の事業に従事する家族も、
所定の要件を満たす場合は
特別加入の対象となる可能性があります。

ただし、
親子という関係だけで加入可否が
決まるわけではありません。

実際の仕事内容や働き方を確認することが必要です。

今回の電話では加入について案内した後、
佐々木さんが代理で申込みを
進めることになりました。

同じように一人親方の家族が
仕事を始める場合は、申込み前に
仕事内容と働き方を確認しておきましょう。

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一人親方労災保険RJC 2026年9月4日
 
監修者の紹介

林満

元厚生労働省 厚生労働事務官
厚生労働大臣承認 愛知労働局承認
一人親方労災保険RJC アドバイザー

林 満

はやし みつる

1971年に労働省(現厚生労働省)愛知労働基準局に入局。以降、名古屋東労働基準監督署や瀬戸労働基準監督署、愛知労働局で労災補償課および労働保険適用課にて奉職。適用指導官、職業病認定調査官、労災第一課長、労災保険審査官、労災管理調整官を歴任。特に特別加入制度の手続きや給付に関する相談対応に精通し、職業病認定調査官や労働者災害補償保険審査官としても活躍。2022年までの50年以上にわたる実務経験を持つ労災保険のエキスパート。現在はスーパーゼネコンの安全協力会において特別加入の相談指導を行っている。