知っていた?2027年から一人親方の事故も報告対象に!労災加入を確認しよう 公開日 / 2026年10月15日 最終更新日 / 2026年10月15日 この記事はこんな方におすすめです 一人親方へ仕事を依頼している元請会社の方 現場に入る一人親方の労災加入を管理している方 仕事中のけがに備えたい一人親方 はじめに 2027年1月1日から、一人親方などの 個人事業者等に関する新しい報告制度が始まります。 一人親方が仕事中の事故により死亡した場合や、 4日以上休業した場合、注文者等が労働基準監督署へ 報告しなければならない可能性があります。 これまで以上に、元請会社や注文者には、 一人親方の事故を把握して対応することが 求められるようになります。 ただし、事故を国へ報告したからといって、 一人親方本人が労災保険の補償を 受けられるとは限りません。 事故が起きてから困らないためにも、 現場へ入る前に一人親方労災保険への 加入を確認しておくことが大切です。 目次1.2027年から何が変わる?2.一人親方の事故は誰が報告する?3.事故を報告すれば労災が使える?4.事故が起きてから加入することはできない5.元請会社も加入状況を確認しよう6.けがをしたらすぐに連絡する7.報告義務が始まっても加入義務ではない8.まとめ参考資料 1.2027年から何が変わる? 労働者が仕事中の事故により死亡した場合や 休業した場合は、事業者に報告義務があります。 一方、一人親方などの個人事業者等については、 国が業務上災害の発生状況を十分に 把握できていないという課題がありました。 そこで2027年1月1日から、一定の条件に当てはまる 個人事業者等の事故についても、労働基準監督署へ 報告する制度が始まります。 主な対象は、個人事業者等が労働者と同じ場所で 仕事をしているときに発生した業務上災害です。 その事故により死亡した場合や、 4日以上休業した場合は、報告が必要になります。 2.一人親方の事故は誰が報告する? 原則として労働基準監督署へ報告するのは、 一人親方から見て直近上位となる注文者です。 制度上、この注文者を「特定注文者」といいます。 特定注文者がいない場合は、事故が起きた場所を 管理する事業者が報告します。 一人親方本人が連絡できる状態であれば、 事故の発生を注文者等へ伝えます。 連絡を受けた注文者等は、事故の状況や 休業日数などを確認し、必要な内容を 労働基準監督署へ報告します。 死亡や入院などにより本人からの連絡が 難しい場合は、事故を把握した注文者等が 報告することになります。 3.事故を報告すれば労災が使える? ここで注意したいのが、事故の報告と 労災保険の給付請求は別の手続きだという点です。 労働基準監督署へ事故を報告しただけで、 一人親方本人が治療費や休業中の給付を 受けられるわけではありません。 一人親方は、原則として雇われている 労働者ではありません。 そのため、元請会社が労災保険に入っていても、 一人親方本人がその労災保険で当然に 補償されるとは限りません。 一人親方が仕事中や通勤中のけがに備えるには、 一人親方労災保険へ特別加入しておくことが 重要です。 4.事故が起きてから加入することはできない 「けがをした後から労災保険に入ればいい」と 考えている方もいるかもしれません。 しかし、事故が起きた後に加入しても、 加入前に発生した事故は補償対象になりません。 現場でけがをしてから未加入に気付いても、 その事故にさかのぼって加入することはできません。 治療が長引いた場合は、治療費だけでなく、 仕事を休んでいる間の生活にも影響します。 事故が起きる前に加入しておくことが、 一人親方本人とその家族を守ることにつながります。 5.元請会社も加入状況を確認しよう 新しい報告制度が始まると、元請会社や注文者は、 一人親方の事故にこれまで以上に 関わることになります。 仕事を依頼する前に、次の内容を 確認しておきましょう。 一人親方労災保険へ加入しているか 加入期間が切れていないか 現在の仕事が加入内容に合っているか 加入証明書を確認できるか 事故発生時の連絡先が決まっているか 加入証明書を受け取るだけでなく、 有効期間や氏名も確認することが大切です。 一人親方労災保険への加入確認は、 本人だけに任せず、現場へ入る前の確認項目として 決めておくと安心です。 6.けがをしたらすぐに連絡する 事故が起きた直後は、休業が4日以上になるか 分からないことがあります。 最初は軽いけがだと思っていても、 後から医師に仕事を休むよう 説明されることもあります。 休業日数が決まるまで待つのではなく、 仕事中にけがをしたら、まず注文者等へ 連絡してください。 一人親方労災保険RJCへ加入している方は、 RJCにも早めにご連絡ください。 連絡する際は、次の内容を整理しておくと 確認がスムーズです。 事故が起きた日時と場所 事故発生時に行っていた作業 けがをした部位と現在の状態 受診した病院名 医師から受けた休業の説明 仕事を再開する予定日 7.報告義務が始まっても加入義務ではない 今回の改正により、すべての一人親方に 労災保険への加入が義務付けられるわけではありません。 また、一人親方が労働者と同じ立場に 変わるわけでもありません。 変わるのは、一定の業務上災害について、 注文者等が労働基準監督署へ報告する点です。 しかし、事故が国へ報告されるようになっても、 未加入の一人親方に自動で労災保険の補償が 付くわけではありません。 報告制度が始まる今だからこそ、 一人親方本人と仕事を依頼する会社の双方で、 労災加入を確認しておくことが大切です。 8.まとめ 2027年1月1日から、一人親方などの 個人事業者等にも業務上災害の報告制度が始まります。 労働者と同じ場所で働く個人事業者等が 死亡または4日以上休業した場合は、 注文者等による報告が必要になる可能性があります。 ただし、事故の報告と労災保険から受ける補償は 別のものです。 事故を報告しても、一人親方労災に未加入であれば、 補償を受けられない可能性があります。 事故が起きてから加入することはできません。 一人親方本人の生活を守り、元請会社も 安心して仕事を依頼できるように、 現場へ入る前に労災加入を確認しましょう。 お困りごとは、 「一人親方労災保険RJC」にご相談ください。 日本最大級|一人親方労災保険RJC 私たちは日本一の建設業一人親方専門 労災特別加入団体を目指しています! 早い: 24時間WEB完結・カード即発行 安心: 厚生労働省認可・34年以上の実績 専門性:特別加入に精通したプロ社労士が在籍 お見積りはこちら 参考資料 厚生労働省「個人事業者等の業務上災害の報告に係る規定関係」 岡山労働局「個人事業者等の業務上災害にも報告が必要となります」 監修者の紹介 元厚生労働省 厚生労働事務官 厚生労働大臣承認 愛知労働局承認 一人親方労災保険RJC アドバイザー 林 満 はやし みつる 1971年に労働省(現厚生労働省)愛知労働基準局に入局。以降、名古屋東労働基準監督署や瀬戸労働基準監督署、愛知労働局で労災補償課および労働保険適用課にて奉職。適用指導官、職業病認定調査官、労災第一課長、労災保険審査官、労災管理調整官を歴任。特に特別加入制度の手続きや給付に関する相談対応に精通し、職業病認定調査官や労働者災害補償保険審査官としても活躍。2022年までの50年以上にわたる実務経験を持つ労災保険のエキスパート。現在はスーパーゼネコンの安全協力会において特別加入の相談指導を行っている。 一人親方マガジン一覧 【電話でのご相談】加入手続きは終わった?完了メールが届かない! 2026年10月16日 知っていた?2027年から一人親方の事故も報告対象に!労災加入を確認しよう 2026年10月15日 【電話でのご相談】夫が法人化!労災保険はそのままでいい? 2026年10月15日 【電話でのご相談】仮パスワードが届かない!原因は? 2026年10月14日 一人親方マガジン一覧 ≫